Ruise B

国の情勢とひとがら

国の情勢とひとがら

ルワンダは、過去5年間、年平均6%のGDP成長率を保ち、インフラ整備や、オフィスビルや会議場、住宅などさまざまな建設工事があちこちで行われています。ルワンダは、東アフリカのITの拠点となることを目指し、全国的な光ファイバーの敷設を現在進めており、電子政府、電子市場システムの導入などを予定しています。民間では、携帯電話のメッセージを利用した金融などのサービスも始まっています。しかし、国民の年間収入平均は370ドル(2008年)。月30ドル程度と大多数の人々の生活水準はまだまだ低いのが現状です。

一方で、環境問題は深刻な課題です。ルワンダはアフリカで最も人口密度の高い国で、8割以上の国民が農業によって生計を立てていますが、十分な食糧を生産できる農地の確保が大きな課題となっています。加えて、調理燃料用の薪の大量使用や、森林面積の喪失、豪雨による土壌浸食・表土流出なども全国的に見られる問題です。また、車の増加(2002-2006年で過去の10倍)や都市化に伴う公害の問題も心配されています。政府では、これらの問題に対応するため、「森林伐採許可制」や「ビニール袋の使用禁止」などを導入しています。

こうした問題を抱えながらも、ルワンダはアフリカで最も治安がよい国とされています。アフリカの「スイス」とも言われるほどです。多くの農民は、早朝5時ぐらいから農作業を行っています。総じてルワンダの人たちは、勤勉です。また家は、簡素な造りながらもきれいにしているところが多いです。

道路沿いもきれいなのは、アフリカでも珍しいかもしれません。主要道路を始め、郊外の簡素な家の前までに植栽が施され、きれいに整備されているのが特徴的です。毎月末の土曜日に行われている政府幹部も含めた「国民一斉清掃(ウムガンダ)」もそうした人々の行動を促すのに役立っています。

どこに行っても子供から大人まで美しい笑顔で迎えてくれるのが、この国の誇れるところではないでしょうか。